認知症予防などのために「脳トレ」がしたい!という方も多いと思いのではないでしょうか。脳トレが話題になりはじめてしばらく経ち、脳トレの本当の効果についての研究結果や、実は脳に悪いのでは?といった疑問もでてくるようになっています。
脳トレにはクロスワードや数独(ナンプレ)など様々な種類がありますが、今回は数独についてまとめました。
数独が脳に悪いって本当?
数独 脳に悪いという考えもあるようです。また、悪くないが思ったより効果がないという研究もありました。脳トレの効果についての様々な説を紹介します。
脳トレは脳に悪い
この説は、数独自体が悪いわけではなく、脳の酷使が良くないということのようです。
認知症の発症にはアミロイドβという物質が関わっていると言われています。アミロイドβを脳に溜めないように、また排出しやすくするためにできることは、睡眠、運動、栄養補給などです。
脳トレに知力低下を防ぐ効果はない
2018年に発表された研究結果では、数独などによって知力の低下を防ぐことはできないことが示唆されているようです。
脳トレをしていると脳が若返る
2019年に発表された研究によると、50歳以上で、定期的に数独などに取り組んでいる人は注意力や記憶力に優れていて、何もしない人と比べて平均8歳若いそうです。
数独の実際の効果は?
脳トレによる認知症を予防する効果は思ったより小さいですが、数独が脳に悪いわけではないようです。数独の効果についてまとめます。
記憶力の改善
定期的に数独に取り組むと、記憶力が向上するようです。
集中力や忍耐力がつく
数独は時間がかかるうえ、完成間近に間違いに気付いてやり直しになることもあります。そのような難しい問題に取り組み続けることで、集中力や忍耐力が付くので、子供にも良いかもしれません。
イヤーワームを治す
イヤーワームとは頭の中で音楽が再生され続けてしまう現象です。数独に集中している間はイヤーワームが改善されるようです。
数独を解けない人は
数独が脳に悪いと言われる理由や実際の効果がわかったところで、数独は難しくて手が出せないという方もいらっしゃるかもしれません。
数学が苦手な人はやる気が出ないかもしれませんが、数学とは関係がないため、ルールがわかれば解けるようになる方が多いと思います。解けるようになるには、まず簡単な問題から始めると良いでしょう。継続することが大切なので、無理のない難易度で慣れていくことがおすすめです。
難易度が上がると一発では解けない問題が出てくるので、忍耐力が必要です。
数独を始めるには
数独は有名なので、さまざまな方法で始めることができます。続けやすい方法で取り組むと良いと思います。
雑誌・問題集など
雑誌や問題集など、紙に直接記入して解く方法は、最も脳の活性化に有効だと思います。ただ、間違えた場合に修正が面倒です。また、難易度が高い問題は仮埋めをして解く場合があるので、見えにくくなります。
スマホなどのアプリ
どこでも手軽に取り組むことができます。また、仮埋めの機能などがついているアプリもあり、難しい問題を解く場合は使いやすいと思います。画面が小さいと目が疲れるデメリットがあります。
おもちゃ
ボードゲーム型の数独も売っていて、子供向けには取り組みやすいかもしれません。オリジナルの問題作りも楽しめそうですね。
さらに上級者向けですが、スウドクーブと呼ばれるルービックキューブもあります。ルービックキューブの揃え方も理解する必要があり大変ですが、挑戦してみるとさらに脳が活性化しそうです。
まとめ
数独が脳に悪いという噂もありますが、数独自体が悪いわけではないようです。
数独は記憶力や集中力などの向上に効果があると言われています。数独を解けるようになるには、毎日取り組みやすい方法でコツコツ練習するとよさそうです。